わきがのニオイを消すには、とにかくゴシゴシ洗えばいい…
と思っていませんか?

ニオイが気になり始めると、
洗っても洗って臭うような気がしたり、
ちょっとのニオイにも過敏になったりしがちです。

もちろんしっかり洗うことは大事ですが、
洗い方を工夫したり、何を使って洗うかも重要です。

ここでは、わきがのニオイをすっきり消して、
時間が経ってもニオイにくくするための洗い方をご紹介します。

◆わきがを予防する身体の洗い方

わきがの原因は肌の常在菌ですが、
「菌を一つ残らず洗い流さないと!」とばかりに洗うのも
かえって逆効果になることがあります。

ですが肌には、ニオイを発する黄色ブドウ球菌や真菌だけでなく、
表皮ブドウ球菌にように、存在したほうが良い菌もあるのです。

洗いすぎるとそうした菌も洗い流すことになるので、
肌の菌のバランスが崩れてしまいがちです。

その結果、洗いすぎると逆にニオイがキツくなる…
ということが起こるのです。

また、一日に何回も洗ったりすると、
洗いすぎることで皮脂も減っていきます。

肌は皮脂が不足すると、体内から皮脂を出して
肌を守ろうとします。

洗いすぎると皮脂を出そうとする機会が増えるので、
その結果、皮脂が過剰になり、余分な皮脂が菌のエサになって
菌が増える原因になってしまいます。

汚れやニオイはしっかり洗い流すべきですが、
やりすぎには注意しましょう。

肌の汚れやニオイは、
一般的なボディソープでも取れますが、
消臭効果や保湿効果の高いものを使うのも
一つの方法ですね。

◆わきがのニオイを消す衣服の洗い方

洗濯しても落ちないわきが臭を消すには、
重曹や酸素系漂白剤を使うと良いでしょう。

軽度なわきがなら、セスキ炭酸ソーダでも代用できます。

重曹や酸素系漂白剤はアルカリ性なので、
わきが臭の原因となる細菌の働きを抑える効果があります。

また、重曹も酸素系漂白剤も漂白効果があるので、
わきがによる衣服の黄ばみも解消できるので、
一石二鳥ですね。

使うときにはお風呂桶やバケツなどにお湯をはり、
重曹や酸素系漂白剤を入れてしばらくつけておきましょう。

1時間くらいはつけておいたほうがいいですが、
ニオイが気になる場合は一晩くらいつけておくと
しっかりニオイもとれます。

酸素系漂白剤は酸素で汚れを落とすため、
長時間漬け置きしても衣服は縮みません。

念のため、縮みや色あせが気になる衣服は、
最初に短時間のつけ置きで試してから、
長時間のつけ置きをしてみてくださいね。

洗濯するのも、なるべく天気の良い日に
天日干しするのがベストです。

室内干しや天気の悪い日に長時間かけて乾かすと
細菌が発生してニオイの原因になりやすいです。