ワキガの手術をしたくても、
後々、傷跡が大きく残ると思うと
一歩が踏み出せませんよね。

女性なら夏はノースリーブも着たいですし、
わき毛も処理するので傷跡があると目立ちます。

傷跡自体は年々薄く、目立たなくなっていきますが、
色素沈着も心配かと思います。

実際、ワキガの手術跡はどのくらい残って、
どのくらい他人に気づかれるものなのか調べてみました。

◆治療法によって傷跡はさまざま

また、医師の技量の差によって、
後々傷跡が大きく残ったり、ケロイドになることもあります。

切開部分が多い剪除法などは、医師の技量の差が出やすい
手術とも言えるでしょう。

術後、傷跡が大きく目立つようになったり、
皮膚の内部が炎症を起こして肌が悪化しないよう、
経験豊富で信頼できる医師を選んで執刀してもらいましょう。

◆傷跡が少ない治療法

塗り薬など塗布するタイプの治療を除いて、
外科的な治療法の中で傷跡が残りにくいものは
次のような治療法です。

・クワドラカット法

脇の端を4~5mm切開して、そこから器具を挿入し
アポクリン腺を取り除く方法です。

切り口は4~5mm程度なので、傷口自体は小さいです。
そのため、傷口も目立ちにくいのが特徴です。

ただ、多少は切開しますし、
脇の皮膚内部に器具を入れて組織を取り除くので、
後遺症がゼロというわけではありません。

傷口を小さくするには、術後のケアの仕方も大事です。

医師の指導に沿って、術後ケアを行うようにしましょう。

・ミラドライ法

マイクロウェーブと呼ばれる電磁波を脇に照射して、
アポクリン腺の機能を破壊する治療法です。

皮膚を切らないので傷痕も残らないのがメリットです。

ただ、組織を取り除く手術と比べると、
多少臭いが残ったりしやすい治療法でもあります。

身体の負担が少ないので、施術の翌日から
日常生活ができるのが良いです。

仕事が休みにくい人にはおすすめですね。

・ボトックス注射

軽度のワキガなら、ボトックスを注射することで
脇の汗を減らし、臭いの発生を抑えることができます。

ボトックスはワキガというより、多汗症の治療法で
脇に汗を多くかきやすいひとには効果が高いでしょう。

注射ですので、傷痕というほどの痕も残らず、
脇もサラサラになるので快適でいられます。

ただ、永続的ではなく、3ヶ月~半年程度で効果がなくなります。

定期的に注射が必要になるので、
手間とコストがかかるのがデメリットです。

・レーザー分解法

アポクリン腺をレーザーの熱で減少させる方法です。
半永久的に効果があり、身体への負担も少ない治療法です。

子どもでも施術可能なのがメリットです。

ただ、1回の照射よりは数回照射したほうが
効果は高まります。

照射の期間は2週間ほど空けるほうが良いので、
3~4回照射して2ヶ月くらいが完治の目安です。

重度のワキガの人には向きませんが、
軽度の方におすすめです。